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花菖蒲園の中央に位置する歌謡ステージ
今回も、よろしくお願いします。6月10日(日)に、葛飾区都立水元公園の花菖蒲園で開催されました、「2012年 水元公園 花菖蒲撮影会」での当方が撮影したモデル写真を掲載して、撮影会に関係あることないこと雑感などを含めて、綴っていきましょう!主催は、全東京写真連盟です。
当日は、朝から日差しが強く、日向にいるだけでも肌がじりじりと焼けてくる程の、ちょっと蒸した気温の高い晴天となりました。午後からは、雲が出てきて、薄曇りから曇天へと変わってしまいましたが、まぁ、雨の心配もなく、まぁまぁの撮影会日和だったといえます。
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モデル紹介前の演目は、「フラダンス」
例年通り、花菖蒲園の野外ステージでの開会式となりました。モデルの紹介もこちらで。午後のモデル紹介と閉会式は、花菖蒲園内中央付近の時計塔近くの広場でした。
さてさて、モデルの紹介をしましょうか?今回は、「全日本きもの装い」から2名、「世界大会きもの装い女王」の羽場友香さんと同団体所属の栗林祥子さんが出演されました。その他9名は、全東からで、樹さんを除く8名は新人モデルでした。合わせて11名のモデルによる花菖蒲を背景とする「浴衣モデル」の撮影会でした。
羽場 友香 (ハバユカ、全日本きもの装い、世界大会きもの装いの女王)
栗林 祥子 (クリバヤシサチコ、全日本きもの装い所属)
小林 里緒 (コバヤシリオ、2012年フォトジェニック)
艸川 澪那 (クサカワレナ、2012年準フォトジェニック)
樹 (イツキ、2012年契約更新モデル)
碧水 ゆら (アオミズユラ、2012年新人モデル)
アライ ミユ (2012年新人モデル)
大山 貴華 (オオヤマキカ、2012年新人モデル)
中野 けいこ (2012年新人モデル)
南 りこ (2012年新人モデル)
リカ (2012年新人モデル)
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開会式のモデル紹介
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開会式のモデル紹介(1)
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開会式のモデル紹介(2)
閉会式以降30分間ぐらい、会員限定のモデル撮影がありまして、これには都合8名のモデルさんが、引き続き出演となりました。あと、当日は「熱中症」が起きても不思議ではない暑い天気でしたので、途中から体調がおかしくなった栗林さんは、午後は大事をとってお休みとなりました。
リカさん
碧水ゆらさん
南りこさん
一昨年・昨年よりかなり人出が少なかったように感じましたが、後でチェックしたら、どうやら「水元公園」は例の福島の原発からの放射性物質の一部がこの公園にも到達して、つまりセシウム137/134が園内全域に沈着したようです(詳しいことは、ネットでチェックしてくださいね!)。多分に、これらの影響もあったのではないでしょうか?また、例年より、花菖蒲が満開のタイミングには、まだ早過ぎたこともあるかと思います。まだ開ききっていない花菖蒲も少なからずありましたので、、、。
咲きほころぶ花菖蒲
羽場友香さん
栗林祥子さん
2008年9月から全東で大撮を楽しんでいますが、最近、ちょっと分かりかけてきたことに、ポーズや表情が「ワンパターン」や「殆ど動かない」とかのモデルさん(あたしかな、と思い当たる方は、あたり!)を、何十枚も撮影できなくなってきたということです。撮影を始めた頃に比べて、何故だか同じポーズや表情を短時間に何回も見せられると、もう飽きてしまうんですね!
一つには、以前よりは自分が撮りたいと思った「シャッターチャンス」に、「モデルさんの一瞬」を切り取ることが、曲がりなりにもできるようになってきたことでしょうか?また、以前は「無我夢中」で撮影していたんですが、ちょっと「クールな視点」からモデルさんや背景などを判断して、撮っている場合が増えてきたことも影響しているかと思います。実際は、何度も同じ瞬間などありませんが、やはりモデルさんにも拠りますが、まったくと言ってもよい「同じかたち」は、余程の傑作は除いて、そうそう何回も撮影したくはないとも思いますね。
中には、ちょっとずつ「バリエーション」を加えつつ、その時々のロケ場所に適ったポーズと表情をしていただける「大ベテランのモデルさん」が全東にもおります!そういう素晴らしいモデルさんを何十回となく撮ってきていますと、僭越ながら、やはり色々と解ってくるんですね。あと、招待モデルで、撮られる仕事がメインの方たちは、「百戦錬磨のキャリア」と「フォトジェニックとしての実力」を兼ね備えたモデルさんが結構いらっしゃって、そういうモデルさんを撮影してきた為に、こちらの「見方」&「見え方」のレベルが自然と上がったことも関係するでしょう! ※そう言った全東の大ベテランのモデルさんに、人ぞれぞれですので簡単ではないでしょうが、「撮られ方のノウハウ」を教えてもらうのも宜しいかと思いますが、如何でしょうか?○×さん、たまには後輩に教えてやってくださいな、、、?!「愛の鞭」ならぬ、「笑顔・ほほえみの手解き」ですかねぇ!?
何れにしても、ロケ場所担当の役員さんや撮っているカメラマンが、モデルさんが「ワンパターン」に陥らないように、色々と「アドバイス」や「違ったポーズを注文」することも必要ですね。また誤解を招かないで欲しいのは、「美人度」がすべて、と言ったことではありません!そのモデルさんの「モデル」としての「職業意識」を高く持つことが、先ずは必要なのかも知れませんね!それによって、その後の道筋が見えてきて、階段を一段一段上るように、「フォトモデル」としてのレベルアップができると良いのですが、、、。 ちょっと辛口になりました!お口直しを、、、。
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午後のモデル紹介
樹さん
中野けいこさん
ここで偶に見かける「青鷺」の姿に、しばし見とれる!?
小林里緒さん
あらいみゆさん
6月16日(土)に、銀座・紙パルプ会館で、会員だけではありますが全東の写真コンクールの公開審査がありました。今回は、新たに審査先生になられた野村 原先生(HP&ブログです!女の子を中心とした作品作りをしているようですが、何と素晴らしい写真がいっぱい!!)の審査でもあり、会員カメラマンとの紹介の場を兼ねているとのこと。
審査コンクールは、4月に開催した「湯島聖堂撮影会」と「夢の島撮影会」でした。残念ながら、当方は両方とも「落」でしたが、なかなか見応えのある作品が選考されました!野村先生のHPのギャラリーを見れば分かるかと思いますが、「何が言いたいのか」をハッキリ主張した写真を、全東のコンクールでも審査して選出していきたいと言っていました。つまり、有り体に言えば、「感動、感銘、そしてふれあい」のある作品ですかね。あと選考を見ていて思ったのですが、写真にカメラマン自身の「視点の確かさ」や「写真のソフト×ハードの技術」を確認していました。つまり、「お義理的」なものとか「ハッタリ的」なものは、よっぽど何か特別なことがない限り駄目ですね!写真の奥行き感や陰影感を出したいなら誰でも分かるぐらいのものとか、モデルの嬉しい表情なら他の写真に絶対負けていないもの等々ですかね??ちなみに、自前でプリントしている方は、プリントで写真の色をしっかり出すことも必要です。色が多分におかしくて、「落」になった写真も何点か、、、。
野村先生が選出したと言うことではないとは思いますが、どちらのコンクールも、ある特定のモデルの写真が最初の一枚として数多く選ばれていました(最初に応募者の写真から一番良いものを一枚選出されます。当然ながら、一つも選出されずに右から左に流れてしまったものも多々ありました、残念!)。恐らくは、多くのカメラマンが撮影会で色々なモデルさんを撮っていて、「この一枚」に選んだモデルさんが、その時の「フォトジェニック」として傑出していたんだと思います。逆に言いますと、その日その時、撮影していて手応えのあったあったモデルさんが、特定のモデルさんに片寄っているんですね。審査先生の好みかなとも思いましたが、近くにあった一番多いモデルさんの写真を見ますと、確かに素晴らしいんです!
毎回素晴らしい状態で冴えているモデルさんというのもなかなか得難いものでしょうし(?)、カメラマンの方でも気分が乗らなかったりと、毎回撮影コンディションを最高に持って行くのは、やはり大変なことかと思います。ここらへんは、また、後々の宿題としておきましょうか?
それにしても、野村先生は、沢山の写真の中から、先生の方針に沿って、これしかないという作品をよくぞすくい取ったと思いました!まことに素晴らしい審美眼でした!!今後、撮影会で、受付付近に金銀銅賞の作品が展示されるかと思いますが、とても自分には撮影できるとは思えないほど高水準な写真であったことを、ご報告いたします。まぐれでも、絶対にできないと言うことは、世の中にはあるようですね。やはり、この手の「アート」や「芸術」的なものには、凡人には近づけない「才能」とか「天分」とかいうものが必要なのかな?と思いました。またまた、堅苦しい流れに!閑話休題、、、。
艸川澪那さん
大山貴華さん
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閉会式
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会員限定タイムに出演したモデル8名
先程の続きなのですが、公開審査の時に、NG写真と言うことが話題になりまして、野村先生からモデルさんが腕時計を付けたままの写真はあまり良くないと言うことでした。つまり、時計のブランドが判明したときなど、そのモデルさんが、「ストーカー」に遭うかも知れないということです。確かに、高級腕時計は「格好の目印」になりやすいでしょうし、アートとしての写真としても「品位」は低くなるかも知れません。
また、ちょっとお下品なことになりますが、もちろんモデルさんの「パンチラ写真」はコンクール応募作品としましては、NGです!やはり下品な写真になってしまうということですね!また女性のインナーウエアがちょっとでも見えたら、気付いた方は注意して外側からは見えないようにして、写真に写らないようにすることも必要だと言っていました。当然のことかと思いますが、モデルさんも、あまりに露出の多い洋服などは、事前に試着してみて、姿見などで「フォトモデル」としての「エチケット・チェック!」をお願いいたしますね。
まぁ、胸の谷間がちらっと見えるぐらいでしたら、男性カメラマンは大喜びでしょうし、問題はないかと思いますが如何でしょうか??モデルさんの体型や嗜好、服装の好みもあるかと思いますが、こういったサービスなら当方も「大歓迎」です!
今回はモデルさんに対して、色々と細かい注文をつけてしまいましたが、これらは避けて通れないことかと思います。どうかご理解のほど、お願いいたします!何はともあれ、モデル撮影についての撮られる側と撮る側の「最低限のマナー」を尊守しながら、全東でのモデル撮影会を、今後も大いに楽しもうではありませんか?
それでは、ご機嫌よう!
一目惚れでした!